こんにちは!

言語聴覚士の梅田です(^^♪

久しぶりにブログを担当します。

今回は令和2年9月25日に行われた勉強会のリポートをアップします。

当社代表の黒川(言語聴覚士)が 高松市元山町にある しもむら歯科 に依頼を受けて、

『失語症』をテーマに勉強会を開催しました。

しもむら歯科医院は、歯の治療はもちろん義歯作成、摂食嚥下評価・訓練まで幅広く行われている訪問専門の歯科医院です。

嚥下内視鏡検査(VE)も行っておられるので、私や代表が担当しているご利用者の検査も実施していただいたりと、普段から大変お世話になっている歯科医院です。

今回はしもむら歯科で担当されているご利用者に失語症の方もたくさんおられるということでご依頼いただきました。

勉強会の内容は下記の通りで、非常に分かりやすく、具体的な話でした。

脳との対応の話では脳腫瘍患者の覚醒下での除去術にSTが立ち合い、言語野を確認しながら、腫瘍の除去範囲を決定するという貴重な話も聞くことができました

★症状

⇒失語症の方は基本的に“聞く・話す・読む・書く”全ての分野で機能低下をきたす

★脳との対応

⇒発語失行(発話のたどたどしさ)、理解力低下などすべての症状に脳の部位とのマッチングがあり、脳画像を見ると症状がわかる

★コミュニケーション方法

⇒選択肢のある質問を行うと返答を得られやすい(昨日は魚を食べましたか?肉でしたか?→〇 昨日は何を食べましたか?→×)

参加者は歯科医師2名、歯科衛生士2名 言語聴覚士2名 合計6名でした。

大変、熱心に聞いていただき、質問も飛び交い、有意義な勉強会となりました。

そして、急遽、脳画像や、VE所見を見ながら事例検討会が開催されました。


介護保険分野や訪問領域では、関われる職種が病院と比較して限りがあります。

従って、地域での多職種連携や、個人での職種を超えた勉強は必須となります。

このような多職種の勉強会を企画していただいた、しもむら歯科医院へ感謝です。

また、私も代表のように勉強会の講師としてお呼びがかかるように日々研鑽してがんばります(^^)/